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氷温ニュースから一部抜粋して紹介!【ヤマジン食品(株)】

氷温協会会員様へ2ヶ月に1回発行している機関誌『氷温ニュース』より一部抜粋して紹介させていただきます。
※氷温ニュースでは、氷温技術に関する最新情報をお伝えしております。また、最新の氷温®食品認定情報、氷温機器認定情報のほか、新入会員紹介や会員企業の動きなども随時掲載しております。毎年秋には、氷温研究全国大会の特集号も発行しており、講演抄録なども掲載されます。
「氷温熟成じゃないとこの味はだせない」 ~伊勢市・ヤマジン食品(株)~
 伊勢市のヤマジン食品(株)は、知る人ぞ知る逸品納豆を製造している。なかでも季節限定の黒豆納豆「黒どむ」は、専門家ばかりが集まる鑑評会で1位の評価を受けた。国産黒大豆の「祝い黒」を用い、たれではなく塩をふって食べる独特の納豆。添えられる塩も、人が立ち入ることができない伊勢のとある場所の海水を釜炊きしてつくったもので、毎年節分の時期にだけ限定で製造される。
 納豆の仕上げには、長年培ってきた氷温熟成の手法を施す。加藤淳子社長は、「豆の甘さがひきたっている」とし「これは氷温熟成ならではのいいところが出た」とし、「氷温熟成じゃないとこの味はだせない」と自信を示す。
 加藤社長は、詳細が聞けぬまま先代社長の父親が死去し、右も左も分からないところから社業を引き継いだ。そのため、欠品を出さないように一から現場に入って装置の動きも覚えたため、今では自分でも機械を直せるようになったという。機械に詳しくなるといいモノを求めるようにもなり、このたび釜をすべてステンレス製に変えた。他社はほとんど鉄釜だそうだが、安全性を追求して投資を決断した。おいしい納豆づくりのためには妥協しない加藤社長、「黒どむ」だけでなく、定番の「えびす納豆」も、「是非いちど食べてみてもらいたい」と呼びかけている。
 

「今から利益考えるんだよ、わたし。もうほとんど自殺行為ですよ(笑)」と明るく語る加藤社長







 
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